口腔腫瘍

歯科疾患と口腔疾患 | 口の中の病気リスト

口腔腫瘍 - 口腔疾患

口の中に見たことのないかたまり(できもの)を見つけたらすごく怖くなってしまうと思います。そのかたまりには怖いものもありますし、怖くないものもあります。

どんなできものなら安心で、どんなできものなら怖いということは、ネットで調べて自己判断することはできません。

ベテランの先生でさえ一目で分からないものは別にしても、レントゲンやCTを撮ったり、視診や触診、病理検査をしたりして、それからやっと診断を下すのです。「怖いな、何だろう」と思ったら、必ず病院で診てもらうようにしましょう。

しかし、すぐにがんかもしれない、と考えるのも精神衛生上良いものではありません。

不安だけどすぐに病院に行けるわけではないという場合もあるでしょうし、怖くなってしまって病院に行く勇気が出ない人もいるかもしれません。腫瘍(しゅよう)とか腫瘤(しゅりゅう)と聞くとまっさきにがんを思い浮かべてしまうという方は多いのではないでしょうか。

がんが一番聞き覚えのある名前だし、一番嫌だと思うからです。真っ先にがんか、そうでないかはやはり気になってしまうところです。

しかしもちろん、がん以外の理由で口の中にできもの・腫れものができることはあります。

例えば、粘液嚢胞(ねんえきのうほう)という症状は口の中に無数に存在する唾液腺がつまって袋になっているもので、手術で取ります。

痛みはありませんが、できる部位によっては噛んでしまったり舌に当たったりして邪魔になるものです。特に舌の下、口の底のところにできるものをガマ種と呼びます。

乳頭種(にゅうとうしゅ)というものは、口の中以外のどこにでもできるものですが、乳頭のような突起、小さいイボのようなもの、ブツブツが寄り集まってカリフラワー状に

なっているものなどの形状を持つ、白っぽく痛みのないできものです。

口の中のどこにでもできますが、歯並びが悪かったりして刺激が加え続けられてしまう箇所や、噛んでしまいがちなところなどにできやすいできものです。アルコールやタバコが刺激になることもあります。

歯肉腫(しにくしゅ)はエプーリスとも呼ばれる腫瘍で、歯肉が腫れあがるものです。やはり物理的な刺激によりできることがあります。また妊娠中など、ホルモンバランスの変化が原因で生じることもあります。

フィステルというできものは歯の根の先にバイ菌が入って膿が生じたときに膿の出口としてできるものです。膿の出口としてできたものなので膿が出ます。膿は臭いので、口臭も気にしなければならなくなります。

フィステルの原因である膿を作るのは、歯の根の部分がばい菌に犯されているからです。歯根嚢胞という症状ですので、こちらの処置をする必要があります。

また、できものではありませんが歯ぎしりをする方などでは骨が盛り上がって硬く目立つことがあります。骨なので問題はありませんが、邪魔なようなら手術をしなければならないかもしれません。

このように、がん以外にもたくさんのできものや腫物が口の中では生じます。

だから何か気になるできものができても心配しなくても良いということではありません。どんなに些細なできものでも、しっかり歯科で診てもらうことは大事です。

中には口内炎だと思っていたらがんだったというケースもあると聞きます。たかが口内炎と思っても、例えば一か月近く治ってないとなれば異常かもしれないと考え、しっかり診察してもらいましょう。

気にし過ぎも良くありませんが、油断して放置するのももちろんよくありません。口の中は細菌でいっぱいですし、外から色々なものを取り入れ、刺激もたくさん受けています。

様々な異変があると思いますが、毎日丁寧に口腔ケアを行い、異常があるかどうか、変化はないかをよく観察する癖をつけましょう。

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