歯ぎしり

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歯ぎしり - 歯科疾患

無意識のうちに強い力で歯をこすり合わせてしまう歯ぎしりは、物理的に歯にダメージを与えるので早めの対処が必要です。

“ギリギリ”とこすり合わせる歯ぎしり、“カチカチ”と鳴らす歯ぎしり、“ギュッ”と噛みしめる歯ぎしりなどの種類がありますが、いずれも歯や顎に大きな負担がかかるので決して軽視はできない症状です。

試しに歯をこすり合わせて音を立てようとすると、なかなか難しいのが分かると思います。これ以上やると顎か歯がおかしくなっちゃうよというくらい力を入れなければ音は鳴らないものですが、歯ぎしりの習慣を持っている方はそんな風に力を入れているのです。

噛みしめることは日ごろから癖となってしまっている人もいるでしょうが、寝ている間に歯ぎしりが出てしまう人が多いので、一人ではなかなか気づかないという点が厄介なところ。

とは言え、身近に指摘してくれるような人がいるとしても、歯ぎしりは不快な音をさせてしまうことが多いので、人の安眠を妨害するという意味でも厄介でしょう。

大きな力で歯に負担をかけるので、すり減ってしまったり、欠けたり折れたりすることもありますし、知覚過敏になってしまったり顎が痛くなったりする原因にもなります。

また、顎やこめかみに強い力がかかるせいで肩こりに発展することも、頭痛を起こしてしまうこともあります。しかも、本人に歯ぎしりの自覚がなければ、謎の肩こりや頭痛ということになりますから、謎の不調となり気持ちが良いものではありませんよね。

歯ぎしりの原因としてよく挙げられるのはストレスです。

確かに歯をギリギリしている様子から見てもストレスが溜まっているせいだということは想像しやすいのですが、この時代、ストレスを軽減しましょう、取り除きましょうとは言ってもなかなか簡単にできるものではありません。

特定の原因が分かっているストレスがかかっていて、工夫によっては解消できるというものであればそうするに越したことはありませんが、現代に生きる多くの人は、複数のストレスが折り重なっているのが普通です。

そしていくつかの問題ごとを抱えるからこそ、強いストレスになるのだと思います。

歯ぎしりの原因はストレスというのは事実なのかもしれませんが、それを知ったところでほとんどの場合は解決にはならないのではないでしょうか。

そこで、歯ぎしりを指摘されたときどうすれば良いのか。もしくは、最近顎が痛くて、もしかしたら歯ぎしりをしてるかも、といった心当たりがある方はどうすれば良いのか。

やはり歯科医に相談して、歯ぎしりをしているかどうかを確認してもらい、マウスピースを作ってもらうという方法がベストでしょう。

根気が必要かもしれませんし夜寝るときにマウスピースを付けるのは苦痛が伴いますが、これからずっと使う歯の健康に関わることですから、早めに治しておくことを考えた方が良いのではないでしょうか。

歯ぎしりは歯や顎への影響も心配ですが、睡眠の質に少なからず影響していることも問題の一つです。

周りの人の睡眠を妨げるということもありますが、本人も自覚できないとは言え、かえって睡眠中に疲労を溜めるのではもったいない、と言えるのではないでしょうか。

そしてそれが肩こりや頭痛を引き起こして、起きている間のお仕事や家事のパフォーマンスに影響するのであれば、深刻な問題だと言えると思います。

歯ぎしりと言えばいびきと並んで睡眠中によくある癖として親しまれてさえいる症状かもしれませんが、できれば積極的に改善していきたい症状です。

もし、歯ぎしりしているかどうかが分からないというのであれば、睡眠時の音を録音するアプリなどもあるので、試しに利用してみてはいかがでしょうか。

歯ぎしりがうまく録音できるのかどうかは疑問ですが、睡眠状態を管理するには役に立つかもしれません。

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